買う前に知っておきたい、人工芝のデメリット!

人工芝はメリットばかりではない

人工芝はどのような場所にも敷くことができます。
天然芝が育てられないような、ベランダやバルコニーなど下地がコンクリートの場所や、
下地が土でも日陰や水はけの悪い場所でも人工芝を敷くことができます。

他にも、室内外問わず、キッズスペースやわんちゃんのドッグラン等、
学校や施設、マンションの共有スペースにも多く利用されています。

メリットが多く目立つ人工芝ですが、もちろんデメリットもあります。
ですが、デメリットがあるからとはいえオススメができないわけではないです。

今回の記事では、人工芝のデメリットをはじめ、
デメリットの少ない人工芝の選び方やアイデアをご紹介します。

後悔や失敗が無いように、人工芝の購入前に必ずご確認ください。

見た目のデメリット

長い芝葉・ロングパイルのメリットとデメリット

見た目が重要な人工芝ですが、人工芝ならではのデメリットが存在します。

独特な違和感がある

人工芝というとナイロンでできた、いかにも人工的なものをイメージされる方も多いかと思います。

近年では天然芝に近いよりリアルな人工芝が主流になっているとはいえ、
それでも人工的な見た目が抜け切れないのも事実です。

季節を問わずいつでも緑の庭であることに違和感を覚えるのは
人工芝のメリットでもありデメリットでもあります。

季節毎に芝生の色が変わる自然豊かな天然芝にはかないません。

庭の完成度がDIYに左右されるデメリット

DIYで人工芝を敷くことは比較的難しくはありませんが、

土の庭の場合、整地の方法や感覚で失敗することもあります。
人工芝を敷く前の整地が何より重要になるので、順序通り正しい方法で行いましょう。

下地がでこぼこしていると人工芝もでこぼこになります。
人工芝はピンで固定しますが、ぬかるんでいる土や柔らかく安定していない
土の場所だとピンがしっかり効かず人工芝がズレたりピンが抜けやすくなります。
また、水はけが悪い場所はカビや虫が発生する原因となり人工芝の寿命にも影響を与えます。

価格のデメリット

安価に人工芝のお庭が手に入るに越したことはありませんが、人工芝は初期費用が高いというデメリットもあります。

芝生代が高いデメリット

Amazonなどの通販サイトやホームセンターで販売されている人工芝は
安価な物から高価な物まで幅広くあります。

上記のような安価な人工芝は1㎡あたり約1,500円〜3,000円程。
天然芝となると1㎡あたり約500円程となります。

このように天然芝に比べて価格が高いのは人工芝のデメリットです。

施工費用がかかるデメリット

専門業者に施工を依頼する場合、人工芝の商品代とは別に施工費用が発生します。
1㎡あたり約5,000円〜8,000円程。

施工面積が大きくなれば商品代も施工費も高額になり、
の庭かベランダや屋上など施工場所によって価格も変動します。
大掛かりか外構工事を依頼するとさらに費用は高くなります。

DIY後に感じるこんなはずじゃなかったこと

DIYで庭づくりが完成してみると、理想とは違い、こんなはずではなかったと後悔や失敗をすることがあります。

人工芝は劣化するというデメリット

天然芝は手入れを適切に行えば、綺麗な芝生の庭を維持することができます。
しかし、天然芝に寄せて作られた人工芝の施工後は紫外線や雨風で劣化が進んでいきます。

特に、安価な人工芝は芝葉の素材がナイロンでできており劣化が早くなります。
裏面の下地部分が合成ゴム素材(SBR)の人工芝はひび割れや裂けることもあります。

したかったことができないデメリット

人工芝の庭を子供やわんちゃんが裸足でかけまわる姿を想像しますが、
人工芝は熱を持ちやすく真夏だととてもじゃないですが裸足で遊ぶのは危険です。
また、人工芝は火気厳禁のためバーベキューや花火もNGです。

防炎対策をされている人工芝であれば燃え広がることは無いですが、火花や炭が落ちるだけで
芝葉が溶けてしまいせっかくの綺麗な景観を損ねてしまいます。

欠点を解決する人工芝の選び方とアイディア

人工芝のデメリットを理解するとDIYを躊躇してしまいそうですが、
これまでのデメリットも考え方やアイデアひとつでメリットに変えることができます。
ここからはデメリットを解決する人工芝の選び方をお伝えします。

見た目のデメリットがメリットに

天然芝より人工芝のほうが初期費用が高くなります。

しかし、天然芝は価格が安い分手入れに費用と時間がかかります。
人工芝は価格こそ高いものの手入れはほぼ不用です。
さらに、優れた品質や材質の人工芝であれば約10年前後人工芝の綺麗な状態を維持することができます。

施工を専門業者に依頼すると施工費などが発生しますが、それでも長期で見た場合だと
天然芝よりもコストは抑えうえに、プロの職人に施工してもらうことでより一層綺麗な仕上がりが期待できます。

DIYだと商品代だけで抑えることができるので、
DIY経験が豊富な方や手先が器用な方はDIYで施工してみるのもオススメです。

価格のデメリットは考えようではメリットになる

天然芝より人工芝のほうが初期費用が高くなります。

しかし、天然芝は価格が安い分手入れに費用と時間がかかります。
人工芝は価格こそ高いものの手入れはほぼ不用です。
さらに、優れた品質や材質の人工芝であれば約10年前後人工芝の綺麗な状態を維持することができます。

施工を専門業者に依頼すると施工費などが発生しますが、それでも長期で見た場合だと
天然芝よりもコストは抑えうえに、プロの職人に施工してもらうことでより一層綺麗な仕上がりが期待できます。

DIYだと商品代だけで抑えることができるので、
DIY経験が豊富な方や手先が器用な方はDIYで施工してみるのもオススメです。

施工後のデメリットを事前に解決

人工芝の経年劣化は仕方のない事ですが、少しでも品質を長持ちさせる為に耐久性の高い人工芝を選びましょう。

・芝葉がポリエチレン、ポリプロピレンでできている
・裏面の下地にはポリウレタン加工が施されている
・等間隔に浸水穴が設けられていて水捌けの良い物

施工後に劣化するデメリットはメンテナンスで長持ち

メンテナンスと言っても、天然芝とは違い手間や莫大な時間が必要な事ではありません。

竹箒などを使い、落ち葉を拾ったり、汚れや砂埃が気になる場合に、水で洗い流すぐらいです。
専用の機械や道具、難しい専門知識は必要ありません。

機能付き人工芝でデメリットを回避

ドッグランや保育園、キッズスペース、競技場など多くの施設で人工芝の利用が増えてきています。
そんな中、防炎・静電気抑制・抗菌・遮熱・防カビ機能が付いている優れた人工芝が登場しています。

全ての機能が必ずしも必要ではありませんが、こういった面も考慮して
人工芝選びをすることでデメリットの回避にも繋がります。

夏場は裸足で遊べないデメリットには水遊び

真夏には高温になる人工芝ですが、遊ぶ前に水を撒くことですぐに温度が下がり、裸足でも遊ぶことができます。

天然芝では裸足で遊ぶと泥汚れや虫が気になるというデメリットがありますが、
人工芝だと気にせず安心して遊べるメリットに変わります。

土の庭だけではなくバルコニーや屋上などでも足場を汚さないようプールの下に人工芝を敷くのもおすすめです。

まとめ

これまでお伝えしたとおり、人工芝にはいくつかのデメリットがあります。
しかし、そういったデメリットを解決できる人工芝の選び方や使い方があることもお分かりいただけたと思います。

そして最後に、簡単に人工芝のメリットも紹介します。
分かりやすいメリットから、なるほどと思えるようなメリットまで様々あります。

・短い時間で人工芝の綺麗な庭が完成する
・防草シートも合わせて庭の雑草対策ができる
・耐久性の高い人工芝は10年前後もある
・メンテナンスフリーで費用や時間がかからない
・天然芝以上に手触り良く柔らかい人工芝もある
・枯れることなく1年中同じ景観を楽しめる
・虫や汚れに悩まない
・庭の手入れができているという好印象
・天気に左右されない
・コンクリートの上にも人工芝が敷ける

人工芝のイメージは人それぞれですが、簡単にあげるだけでこんなにもメリットがあります。
デメリットもメリットもどちらも理解した上で、後悔しないよう人工芝選びをしましょう。

土井

監修:GADEN MARK 土井

プロフィール
GARDEN MARK事業責任者・施工管理者
幅広い提案から人工芝の施工まで1人で行う。
ドッグランやキッズスペース、日本庭園など数多くの実績有り。

人工芝