人工芝の芝葉は長い方が良いの？芝葉の長さの違いによるメリットとデメリットとは
近年、人工芝の需要が高まるにつれホームセンターだけにとどまらず、全国の色々な会社で人工芝が販売されています。
人工芝は設置することでお庭やバルコニーがおしゃれになるだけではなく、
雑草対策になったり、子供やペットの遊び場として利用することもできます。
ですが、人工芝といっても密度や芝葉の違いや、特徴から性能まで多種多様です。
密度が低い安価なタイプから高密度のタイプ、ゴルフやテニスなどのスポーツ用。
また、グレーやホワイトなどのカラー付き人工芝もあります。
同じタイプの中でも芝葉の長さが短いものや長いものがあります。
人工芝を選ぶ際に、芝葉の長さが２０mmと４０mmの物が置かれていても
どちらが良いのか、どちらの方が自分の用途に合っているのか分からないですよね。
わずか10mm～20mmの違いでも芝葉の長さの違いによって
メリットとデメリットが大きく異なってきます。
そこで今回は芝葉の長さの違いによるメリットとデメリットを紹介していきます。
人工芝の芝葉の基準となる長さは？
まず始めに、人工芝の芝葉の基準となる長さは30mmになります。
この30mmという長さが、程よいクッション性を保ちつつ、見た目のリアルさや起立性など、バランスの取れている長さになります。
多くの会社でも芝葉の長さが30mm前後の商品を販売していることが多く、人気が高いのも30mm前後になります。
ゴルフのパターの練習がしたいなど、特別な理由がない限りは
30mm前後の人工芝を選べば失敗することはないでしょう。
では、これを基準に短い芝葉や長い芝葉のメリットやデメリット、
特徴を見ていきましょう。
短い芝葉・ショートパイルのメリットとデメリット
芝葉が短いものをショートパイルと呼び、以下のようなメリットとデメリットがあります。１つずつ詳しく解説していきます。
メリット1：天然芝のようなリアルな見た目
メリット2： お手頃な値段の物が多い
デメリット：クッション性に欠ける
メリット１. 天然芝のようなリアルな見た目
短い芝葉は天然芝のようにリアルに見えるのが１番のメリットです。
芝葉の長さは、緑色の真っすぐな部分を指しています、その芝葉の長さが短ければ短いほどしっかりと縮れた枯葉部分と混ざって見えることにより、よりリアルな見た目が演出されます。
メリット2. お手頃な値段の物が多い
短い芝葉の商品は物にもよりますが低価格な物が多く見受けられます。
デメリット１.クッション性に欠ける
短い芝葉の場合、どうしても長い芝葉と比べるとクッション性が低くなりがちです。
その為、人工芝の上を歩いた際に地面に近い硬さを感じることもあるでしょう。
ですが、人工芝のクッション性は本来、芝葉の長さよりも密度が大きく関係してきます。
今回は芝葉の長さについての解説なので、デメリットとしています。
芝葉が短いものでも、密度が多くクッション性に優れた人工芝もあります。
なので、クッション性を考慮して人工芝を選ぶ場合は
芝葉の長さだけではなく密度にも注目して選びましょう。
長い芝葉・ロングパイルのメリットとデメリット
芝葉が長いものをロングパイルと呼び、以下のようなメリットとデメリットがあります。
メリット1. クッション性が高い
メリット2. 競技用に使われている
デメリット1.小型犬が嫌がる可能性がある
デメリット2.芝葉が重さにより倒れやすい
メリット1. クッション性が高い
長い芝葉のメリットはクッション性が高いことです。
先ほどにも記載していますが、人工芝のクッション性は密度が大きく関係してきますが芝葉の長さでも変わります。
その為、ペットやお子様を遊ばせたいという方は転んでもケガしにくい長い芝葉の人工芝がおすすめです。
メリット2. 競技用に使われている
主にサッカー場などの競技場で使われている人工芝は長い芝葉のものが多くみられます。
芝葉の中に砂やゴムチップなどの充填剤を埋めることにより自然な踏み心地になり
ケガの予防や防止にも繋がっています。
デメリット1. 小型犬が嫌がる可能性がある
小型犬を人工芝の上で遊ばせたいという方は長い芝葉を選ぶには注意が必要です。
なぜなら、小型犬は芝葉に足が埋もれてしまったり、長い芝葉特有のふにゃふにゃした感触が苦手な場合があります。
数歩歩いたところで動かなくなったり、ひどいと足を踏み入れない子も中にはいます。
小型犬用に人工芝を検討されている場合は、芝葉の長さが29mm以下の物を選ぶと良いでしょう。
※芝葉の形状や密度、わんちゃんの性格にもよります。
デメリット2. 芝葉が重さにより倒れやすい
芝葉の形状や密度にもよりますが、芝葉が長すぎると自重で倒れやすく、起立性が低くなることがあります。
芝葉が倒れていると景観も損ねてしまい、歩いた際の柔らかさも無くなりぺたっとした感覚になってしまいます。
おすすめの人工芝の選び方
上記のメリット、デメリットから30mm前後の芝葉がいかにちょうど良いかご理解頂けると思います。芝葉の長さで迷った場合は、27mm～35ｍｍの間の芝葉を選ぶとよいでしょう。
また、弊社がメインで扱う２種類の人工芝は
・リラックスグラスが28mm
・クールグラスが30mm
となっています。
リラックスグラス【28mm】
ドッグランにて実験が行われたところ、
小型犬でも足が埋もれにくく、走り回りやすいベストの長さになっています。
長さだけではなく、密度を極限まで高めることにより、触り心地もとても良いものになっています。
ドッグラン施設やキッズスペースで多く採用されています。
クールグラス【30mm】
こちらは王道の30mmになっています。
枯葉をストレートの芝葉と同じ高さまで上げることにより
枯葉がしっかり見えて、密度も高く、天然芝のようにより自然に見えるよう工夫がされています。
日本庭園やブライダル場で多く採用されています。
人工芝を選ぶ際に目的を決めず、とりあえず安価な物を購入してしまい失敗してしまったというお話をよく聞きます。
ホームセンターや専門業者のサンプルを取り寄せ、
その中から芝葉の長さをはじめ、見た目、形状、密度、コーティング剤など、比べてみることをおすすめします。
そうすることで人工芝選びに失敗することを避けられるのではないかと思います。
弊社商品のリラックスグラス、クールグラス、いずれも無料でサンプルをお送りしております。ご質問や、ご相談なども受け付けてますので、お気軽にお申し込みください。
監修：GARDEN MARK 土井
プロフィール
GARDEN MARK事業責任者・施工管理者
幅広い提案から人工芝の施工まで1人で行う。
ドッグランやキッズスペース、日本庭園など数多くの実績有り。
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